【第116号】TOP500発表!
今年6月のTOP500リストはもうご覧になったでしょうか?
1位、2位は前回と変わらずIBM Roadrunner 1.105PFLOPSとORNLのCRAY Jaguar 1.059PFLOPSでした。今回新たに3位にドイツのFZJにあるBlueGeneが入ってきました。日本はというとTOP10にはまたも入ることができませんでした。前回のリストで日本のトップだった27位の東大T2Kは42位に落ちましたが、22位に地球シミュレータ2が、28位にJAXAが入ってきました。少し躍進した感じがしますが、やはり日本の力不足を感じてしまいます。それでは本当に日本はもうダメなんでしょうか?何とか「がんばれニッポン!」に期待し国対抗でリストを見てみました。
それではまずTOP500に入っているシステムの台数を比べてみましょう!
| 1位 | アメリカ | 291台 |
| 2位 | イギリス | 44台 |
| 3位 | ドイツ | 30台 |
| 4位 | フランス | 23台 |
| 5位 | 中国 | 21台 |
| 6位 | 日本 | 15台 |
なんと!中国にも負けて日本は6位です。それなら、Rmax値の合計ではどうでしょうか?
| 1位 | アメリカ | 13.720 PFLOPS |
| 2位 | ドイツ | 2.208 PFLOPS |
| 3位 | イギリス | 1.248 PFLOPS |
| 4位 | フランス | 1.005 PFLOPS |
| 5位 | 日本 | 0.873 PFLOPS |
| 6位 | 中国 | 0.788 PFLOPS |
おお!ようやくTOP5に入りました。それにしてもまだ低い!それではシステム当たりの平均Rmax値はどうでしょうか?これなら勝てそう!?
| 1位 | サウジアラビア | 112 .4 TFLOPS/System |
| 2位 | フィンランド | 76.5 TFLOPS/System |
| 3位 | ドイツ | 73.6 TFLOPS/System |
| 4位 | 日本 | 58.2 TFLOPS/System |
| 5位 | アメリカ | 47.2 TFLOPS/System |
| 6位 | スイス | 46.2 TFLOPS/System |
来年もISCはハンブルグで6月1日から開催されるそうです。
GPGPU対応PGIコンパイラがリリース!
PGIコンパイラー9.0がリリースされました。
最も注目されているGPU対応については、プレビュー版となり、64bit Linux版のライセンスすべてに、2009年末まで有効なアクセラレー
ター対応プレビューライセンスが付属します。対応OSは、64bit Linuxのみです。CまたはFortran95のソースコードに、OpenMPによく似たディレクティブを追加するだけで、GPUによる計算が可能です。また、GPU対応BLASライブラリーが付属し、LaPack、BLASを使うコードは、ライブラリーを入れ換えるだけで、GPUによる計算が可能です。
年内に予定されている次のバージョンアップで、正式版になり、アカデミックユーザー様には追加料金なし、その他のユーザー様には追加料金をいただいてGPU対応の正式ライセンスが発行される予定です。
GPU以外の改良点としては、Intel Core i7とAMD Istanbul (6 core Opteron)用の最適化が可能になりました。Fortran2003の追加機能、C/C++のOpenMP 3.0完全対応と、言語仕様の拡張もあります。また、デバッガーとプロファイラーも改良されています。
==== 行列積のGPU用コード例 ==== !$acc region copyin(b(1:n,1:p),c(1:p,1:m)) !$acc& copy(a(1:n,1:m)) local(i,j,k) !$acc do parallel do j = 1, m do k = 1, p !$acc do parallel, vector(64) do i = 1, n a(i,j) = a(i,j) + b(i,k)*c(k,j) enddo enddo enddo !$acc end region ========
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